ラインの総合力では九州勢が上位に映る。先行、捲りで押す岩谷拓麿、林大悟に、２班には縦横に対応可能な宮崎大空、これらを束ねる嶋田誠也と粒揃い。好連係を決めＶ争いを利度したいが、現時点で林と嶋田は転倒負傷で欠場中、どこまで仕上げて来るかが気がかりだ。
迎え撃つ近畿勢は１班勢が不在。先行、捲りで勢いを増す岸田剛がパワフルに他派を制して突進、地元松田治之ら追込み陣の期待に応えたい。
北からは先の日本選手権で得意の捲りを決めるなど動きが良かった佐藤一伸が気を良くして参戦。中部勢では捲り、先行軽快な高橋和也、キメ脚健在の長尾拳太、走りに幅を増す伊藤裕貴が息の合った連係プレーを披露。馬力が命と果敢に踏み込む野口裕史、決まり手多彩な堀内俊介の南関勢も見逃せないし、山口多聞、長谷川飛向ら関東若手先行陣の活躍にも注目したい。