５月開催の第２弾はＦⅠシリーズＫドリームス杯。Ｓ級、Ａ級一、二班戦、ガールズの３層制トーナメントだ。

Ｓ級戦には地元大阪から２人がエントリー。松村友和はいつもの通り気合いの乗ったマーク戦を展開。どうやら初日は特選スタートになりそうだ。Ｓ級に復帰した水谷好宏が好調だ。捲り脚は健在でポンポンと勝ち星をあげている。
シリーズリーダーを務めるのは茨城の芦澤大輔になりそうだ。マーク捌きは達者で、番手を回ればきっちり結果を出している。３月にＳ級に特進以降、大暴れしている同県の木村皆斗や、先行と追い込みの両方をこなせる東京の寺沼拓摩と連係できるだけに態勢は有利だ。パンとしていれば優勝候補筆頭は静岡の渡邊雄太だが、昨年来転倒の連続。本来のスピードを取り戻すのに手間取っている。実績１番はＧⅠを３度制した福島の渡邊一成。ムラ駆けの傾向あるが、まだまだ破壊力はあり、突っ張り、カマシで若手先行型を度々粉砕している。

Ａ級一、二班戦の主役は静岡の鈴木陸来だ。今期は無念の降級だが、各地で推進力の違いを見せつけて勝ちまくっている。ただカマシ強力な秋田の田口勇介と、３月に特別昇班して以降、ものすごい勢いの北海道の小堀敢太の北の両者は厄介な相手だ。

ガールズは３年前のガールズＧＰ覇者、和歌山の柳原真緒が他をリードしている。捲り、カマシで優勝を狙う。これを追うのは今回百勝達成を目指す埼玉の自在型藤田まりあと、積極的な走りで好走する神奈川の畠山ひすいだ。